美人姉妹
信長の妹に市姫と犬姫というふたりがいることはよく知られていますが、二人共大層な美人であったといいます。
市姫は波乱の、犬姫は比較的安定した生涯を終えましたが、二人共肖像を残しています。
御ツマキの「御」を調べるための古語辞典、口絵などを見ていましたらこのお二人が。
編者は知っていて並べたんでしょうか。
あんまり元の絵に似ていませんが(笑)ドウシテコウナッタ
きっと、衣装の解説だから顔には力を入れてないんですね。そうに違いない。
犬姫(細川昭元夫人)の元の絵はこんな感じ。
面長で顎が細くて目が切れ長、鼻は大きめで高い。眉を生やしたら信長になりそうです。ここまで似ていると同腹だろうな、と勝手に思います。ほんとに相似形。
市姫(浅井長政夫人)は。この方はあまりに有名なので画像は省略。市姫のほうが顔は整っているけど、気位高くて勝気そう・・・。輪郭は信長に似ているけれど、パーツはあんまり似ていないように思います。
話は飛躍しますが、女性はあぐらか立て膝でした。正座するようになったのはおそらく江戸時代に入ってから。考えてみればあたりまえですよねぇ。日がな座っているのに、正座なんてできないですよね。せいぜい一時間から一時間半が限度でしょう。
わたしは10分もできません。
辞書を眺めながら、そんなことを考えました。それにしてもいつごろ描かれたんでしょうね。もう少しちゃんと調べてみようかな。