戦国スピリッツ
御ツマキ考遅れております。はい、まだ資料が揃いません。最近発見された「戒和上昔今録」という史料をぜひとも見たいし、できればここに書きたいと思っているのですが、まだ揃えられていません。しばしお待ちください。
はるか石川県にあるそうで、いつ見に行けるかわかりません。とりあえず春くらいには行きたいと思いますです┌┤´д`├┐
それで戦国スピリッツ。
いえ些細なことなんですけれども、『信長公記』首巻「今川義元討死の事」中の表現に、
今度分捕りに、義元不断さゝれたる秘蔵の名誉の左文字の刀めし上げられ、何ヶ度もきらせられ、信長不断さゝせられ候なり。
という箇所があります。*1
この度の戦での分捕りで、(今川)義元が日常差していらっしゃった秘蔵の刀で名刀の誉れ高い左文字の刀を(信長は)召し上げられ、何度も試し切りなさり、日常差していらっしゃった。(超訳:しのき)
というほどの意味です。
何度も試し切りなさり((((;゚Д゚))))
戦国時代の試し切りはもちろん、巻藁や畳を斬るのではありません。人間の胴体をスパンと(スパンかどうかは知らないけれど)何箇所も斬ります。
桶狭間の決戦のあとで、義元の佩刀を分捕って、そこいらへんに転がっている死体を思いっきり斬って「すっげ~、これ歪まない。やっぱ左文字すっげ~」とか言っている27歳の(多分、泥と血にまみれた)笑顔の信長が彷彿とされます。
さりげなくさらりと書いてあるけれど、けっこう戦国らしく怖い描写ですよね。
この刀に信長は「永禄三年五月十九日 義元討捕刻彼所持刀 織田尾張守信長」
と刻みます。
今日も雑記と妄想になっちゃいました。木曜日にまた国会図書館に行ってくる所存です。うまく記事がみつかりますように~。